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最新グラフィックカード性能ランキング – わかりやすく解説!【2025年4月最新版】

ゲームをするためのグラフィックカード(グラボ)の世界では、新しいモデルがどんどん発売されている。

NVIDIAの「RTX 50シリーズ」とAMDの「RX 9000シリーズ」という新しい世代の製品が登場した。
でも、新しいからといって必ずしも前の世代より性能が良いとは限らない。
この記事では、グラフィックカードの性能をわかりやすく説明していく。

わかりやすさを優先するため、若干語弊を恐れぬ表現をするがご容赦いただきたい。

【より高度で正確な解説はこちら】

GPUの性能をわかりやすく一挙に解説!

まず、グラフィックカードは「VRAM」という専用メモリの大きさと、ゲームでの性能によって分けられる。
順番に紹介する。

簡単!GPU性能ランキング
  1. GeForce RTX 5090:最も強いけれど、とても高価で手に入れにくい。ゲーム以外のAI処理にも使われる
  2. GeForce RTX 4090:ゲームでもAI処理でもRTX 5080より高性能。大きなメモリ(24GB)が強み
  3. GeForce RTX 5080:性能は高いけれど、メモリが少なめ(16GB)なのが弱点
  4. Radeon RX 7900 XTX:RTX 4080 Superより基本性能は高いが、光の表現では負ける
  5. GeForce RTX 4080 Super:RTX 4080をちょっと強くしたもの
  6. GeForce RTX 4080:RTX 5070 Tiとほぼ同じ性能
  7. GeForce RTX 5070 Ti:RTX 4080と同じくらいの性能。新しいDLSS 4という技術が使える
  8. Radeon RX 9070 XT:価格と性能のバランスが非常に良い。4K以外の解像度では7900 XTXを上回ることも
  9. GeForce RTX 4070 Ti Super:バランスの良い性能だったが、もう販売終了
  10. Radeon RX 7900 XT:基本性能は高いが、RX 9070の方がおすすめ
  11. Radeon RX 9070:RTX 4070 Ti Superと同じくらいの性能。省エネ性能が高い
  12. GeForce RTX 5070:DLSS 4対応のRTX 4070 Tiのようなグラボ。RX 9070と比べると割高
  13. GeForce RTX 4070 Ti:RTX 5070とほぼ同性能
  14. Radeon RX 7900 GRE:価格と性能のバランスは良いが、中途半端な価格で売れなかった
  15. GeForce RTX 4070 Super:9万円台で買えた人はラッキー。WQHD解像度なら十分な性能
  16. Radeon RX 7800 XT:モンスターハンターの需要で人気爆発。今でも高コスパ
  17. GeForce RTX 4070:フルHDでは十分だが、WQHDではやや力不足
  18. Radeon RX 7700 XT:RX 7800 XTの下位モデルだがかなり高性能
  19. GeForce RTX 4060 Ti:価格のおかげで売れていたが、コスパは悪い
  20. Radeon RX 7600 XT:メモリが多いので高画質設定が可能
  21. Intel Arc B580:意外と安定していて性能も高い
  22. GeForce RTX 4060:RTX 40シリーズの中では弱い方。ノートPC用は優秀
  23. Radeon RX 7600:入門向けでコスパ最高だった。今は9060シリーズを待つのがおすすめ
  24. Intel Arc B570:悪くないがどう考えてもRX 7600の方がおすすめ

注目ポイント!

RTX 5070 Tiの実力

RTX 5070 Tiは新しい「Blackwell」という技術を使っている。だがゲームでの性能は意外にもRTX 4080とほぼ同じくらいだ。むしろRTX 4080 Superよりも少し弱い。

RTX 5070 Tiは「DLSS 4を搭載したRTX 4080」と言える。
ゲーム性能自体は大きく向上していないが、最新のDLSS 4やAI機能が使えるのが利点だ。

ただ、一部のRTX 5070 Tiには「ROP欠損」という問題が報告されていて、古いゲームとの相性にも課題がある。これらを考えると、前の世代のRTX 4080が上位に位置づけられるのも納得できる。

RX 9070の持つ意外な強さ

AMDの新しい「RDNA 4」技術を使ったRX 9070は、価格からは想像できないほど高い性能を持っている。標準設定でもRX 7900 XTやRTX 4070 Ti Superと同じくらいの性能があり、省エネ性能も高い。

さらに、RX 9070は電力設定を最適化すると、もっと性能を引き出せる。うまく調整すれば、上位モデルの性能さえ超えることができる。

16GBという大きなメモリを搭載している点も、将来性を考えれば大きな強みだ。同じ価格帯の他の製品と比べても、コストパフォーマンスが高い。

メモリ容量の重要性

最新の大作ゲームでは、高解像度の画像や光の表現技術の普及により、必要なメモリ量がどんどん増えている。

そしてフレーム生成機能を使うとさらにメモリを消費する。

こうした状況では、単純な性能比較だけでなく、メモリ容量も重要な選択基準になる。
将来のことを考えると、同じくらいの性能ならメモリが多いモデルを選ぶ方が賢明だ。

価格帯別おすすめグラフィックカード

現在の性能、価格、将来性を考えると、以下のグラフィックカードがおすすめだ。

ハイエンド(予算20万円以上)

RTX 5080 – コスパは良くないけれど、この価格帯ではこれしか選択肢がない

ミドルハイ(予算15~20万円)

RX 7900 XTX – 4Kゲームやメモリをたくさん使うソフト向け

RTX 5070 Ti – 10万円台で買える場合のみおすすめ。20万円以上するモデルは買わない方が良い

ミドルハイ(予算10~15万円)

RX 9070 XT – 性能とコスパを求める人向け

RX 9070 – 予算を抑えたい+省エネ志向の人向け

RX 7900 XT – AI処理と高解像度ゲーム向け

ミドルレンジ(予算7~10万円)

RX 7800 XT – 比較的安価だが十分な性能を持つ

エントリー(予算7万円以下)

RX 7700 XT – RTX 4060 Tiより良い選択肢だが、7万円以上するなら買わない方が良い

RX 7600 XT – 16GBメモリでフルHD高画質向け

RTX 4060 Ti 8GB版 – 6.5万円以上するなら買わない方が良い。RTX 5060の発売を待つべき

ARC B580 – プレイしたいゲームと相性が良ければコスパ最高のグラボ

まとめ

グラフィックカードの選び方は、単純な性能ランキングだけでは決められない。

特に新しい世代と前の世代が混ざっている今の市場では、「新しいから性能が良い」とは限らない。

RTX 5070 Tiが実質的にRTX 4080と同じくらいの性能だったり、RX 9070がRTX 4070 Ti Superクラスの性能を持っていたりするのは、「スペック表だけでは判断できない」グラフィックカードの奥深さを表している。

また、メモリ容量の重要性は今後さらに高まる。特に長く使いたい人は、性能だけでなくメモリ容量も重視すべきだ。

最終的には、自分のゲームや使う環境、予算に合わせて総合的に判断することが大切だ。この記事の情報より、更に詳しいことをを知りたければ以下の記事を読んでみてほしい。

※記事の評価は一般的なゲームでの平均的な性能と検証に基づいている。特定のゲームやソフトでは結果が異なる場合がある。また、ドライバの更新や最適化により、性能関係は変わる可能性がある。

コメント

  1. ウワワタークタクチャーオ より:

    ランキング表の10位はXTXではなくXTの誤りでしょうか

  2. 通りすがりのモンスターPCの御人 より:

    VRAMの説明がオカシイと思う。単純に容量しかみてない。そもそも4000番台と5000番台のメモリ速度は2倍違うのに容量が少ないだけしか見てないのが変だな。他に5090をゲーム以外はAIだと?視野が狭くないか?5090をゲームだけで使う考えしかないんだ!90番台はそもそもクリエーター向けでCADや3DCGでも使うんだ。またCUDAコアの数に触れてなかったな。そこはCUDA専用のプログラミング分野でそこがAIなんだよな。まぁグラボの利点と1文だけで説明しろと上司にでも言われたんかなー。大変だな。簡単にまとめるのはさ。他にRTXシリーズとRedeonを混ぜないほうがいい。分野が全く違うのだから。

    • fimp より:

      貴重なご意見をいただき誠にありがとうございます。
      記事の内容について複数のご指摘をいただきましたので、一つずつ丁寧にお答えさせていただきます。
      まず、本記事は「最新グラフィックカードゲーム性能ランキング」として作成しており、主にゲームでの実用性を重視した内容となっております。ご指摘の通り、タイトルにこれを明記することでより適切になると思います。次回更新時に修正させていただきます。

      VRAMの説明については、単に容量だけでなく世代間の違いをもっと詳細に説明すべきでした。RTX 40シリーズのGDDR6X(最大23Gbps)と50シリーズのGDDR7(最大28-32Gbps)では確かに性能差があります。しかし、「単純に2倍」という表現は正確ではありません。メモリタイプ・クロック・バス幅を含めた実効帯域幅として考えると、モデルによって約1.5倍の向上となります。今後はメモリの種類や帯域幅についても言及し、単なる容量だけでなく性能面の違いも説明していきます。
      RTX 5090の用途についてですが、確かにゲームとAI処理だけに限定した表現は不十分でした。xx90番台のGPUはゲーム以外にも3DCGレンダリング、動画編集・合成、CAD/CAM設計、科学計算・シミュレーションなど、様々なクリエイティブワークに使用されます。専門的なクリエイター向けGPUとしての側面をより明確に説明すべきでした。
      CUDAコアの数や構成に言及していない点もご指摘の通りです。特にNVIDIAとAMDの製品を比較する際には、NVIDIAのCUDAコアとAMDのStreamプロセッサの違い、テンソルコアとAIアクセラレーターの違い、RTコア(レイトレーシング性能)の世代間差異など、より詳細な技術比較が必要です。ただ、本記事では一般ゲーマーが実用的な選択をしやすいよう、詳細な技術仕様よりもゲーム性能を重視して解説しました。
      RTXシリーズとRadeonシリーズを明確に分けるべきというご意見も理解できます。両者は確かにアーキテクチャや得意分野が異なります。しかし多くの読者は「予算内で最高のゲーム体験を得られるGPU」を探しており、そのためにはブランドを超えた横断的な比較が有用と考え、このような構成にしました。
      最後に、xx90番台GPUの用途は近年大きく変化しています。従来のプロフェッショナル用途に加え、生成AI・機械学習用途のプロシューマー層が急増しています。販売データからも、マルチGPU構成の需要が高まっていることが明らかです。RTX 5090のような大容量VRAM(32GB)搭載モデルは、ローカルでの生成AI処理に大きなアドバンテージがあり、特にこの分野で注目されています。「ゲーム以外はAI」という簡略な表現ではなく、より多様な用途について言及すべきでした。
      いただいたご意見は今後の記事作成に大変参考になります。読者の皆様により正確で有用な情報をお届けできるよう、引き続き改善してまいります。また、この分野に詳しい方からのフィードバックは非常に貴重ですので、今後ともご意見をいただければ幸いです。

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