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RTX 5090の電源コネクタ問題が完全解決?新設計12V-2×6で575W TDPの安全性を確保 – NVIDIA幹部が自信の発言

NVIDIAのハイエンドGPU「RTX 50シリーズ」が、RTX 4090で深刻な問題となった電源コネクタの発熱・溶解問題を克服したことが明らかになった。韓国で開催されたRTX AI Day 2025で、NVIDIA幹部が自信を持って安全性を強調している。

RTX 4090で発生した深刻な問題

RTX 4090において私たちは、12VHPWRコネクタの深刻な発熱問題を目の当たりにした。
不完全な接続や過度なケーブルの曲げにより、コネクタ部分が高温で溶解するケースが相次ぎ、最悪の場合はGPUの故障や火災の危険性まで指摘された。450WというTDPの高さと相まって、多くのユーザーに不安を与える事態となった。

新世代での抜本的な改善

この教訓を活かし、NVIDIAは新世代のRTX 50シリーズで、革新的な12V-2×6コネクタを採用。このコネクタは最大675Wの電力供給に対応しながら、センスピンによる常時監視機能を備えている。不完全な接続を検知すると自動的に電力を制限し、事故を未然に防ぐ仕組みだ。

NVIDIA幹部の強い自信

NVIDIA KoreaSunwook Kim上級副社長は「RTX 50シリーズでは以前の問題は発生しないと確信している」と述べた。約2年間の実績でも、新コネクタでの重大な問題は報告されていないという。

AIBパートナーの追加安全対策

AIBパートナーもさらなる安全性向上に取り組んでいる。
ZOTACSafety Light機能を導入し、電源ケーブルが完全に接続されるまでGPUの起動を制限。
MSI黄色のインジケータチップを採用し、完全な接続状態を視覚的に確認できる工夫を施した。

残存する懸念事項

2024年4月時点でも一部のRTX 4090ユーザーから発熱問題が報告されている。
しかし、これらは旧規格(12VHPWR)のコネクタや、すでにリコール対象となったCablemodの16ピン電源アダプターを使用していたケースだという。

より安全な次世代製品へ

RTX 5090575Wというさらに高いTDPを採用するが、新設計のコネクタと各社の安全機能により、安定した動作が期待できる。過去2年間の実績と、AIBパートナー各社の追加安全機能により、ユーザーはより安心してハイエンドGPUを使用できるようになるだろう。

まとめ:基本的な注意は継続

純正または認証済みケーブルの使用、定期的な接続状態の確認など、基本的な注意点は依然として重要だ。しかし、RTX 50シリーズでは、電源コネクタに関する不安を大きく軽減できる見込みだ。

※本記事はNVIDIA RTX AI Day 2025での公式発表内容に基づいています。実際の製品性能や安全性については、正式なレビューをお待ちください。

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