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RTX 5080はRTX 4090に大きく劣る – Time SpyとGeekbenchで最大23%の性能差、19.8万円の価格設定に疑問符【2025年1月26日最新】

GeForce RTX 5080のTime SpyとGeekbenchスコアが判明。RTX 4090と比較して最大23%の性能差が確認され、19万8800円という価格設定の妥当性に疑問が投げかけられている。

Time Spyで見えた実力差

Time Spyのスコアは32,701点を記録。これはRTX 409036,318点と比較して約10%低い数値だ。世代交代による性能向上を期待していたユーザーにとって、この結果は衝撃的だ。RTX 4080RTX 3090/3090 Tiを上回っていた前例を考えると、今回の結果は明らかな期待外れと言える。

Geekbenchが示す厳しい現実

Ryzen 7 9800X3Dとの組み合わせで実施されたGeekbenchのスコアは更に厳しい結果となった。Vulkanテストでは281,746点、OpenCLテストでは278,138点を記録。これはRTX 4090(Vulkan: 365,013点、OpenCL: 337,319点)と比較して、Vulkanで23%、OpenCLで17.6%もの性能差があることを示している。

RTX 4080との比較

RTX 4080と比較した場合の性能向上は限定的だ。RTX 4080(Vulkan: 259,403点、OpenCL: 254,007点)からの向上率はVulkanで8%、OpenCLで9%に留まる。これは新世代GPUとしては物足りない数字だ。特に19万8800円という価格設定を考慮すると、コストパフォーマンスの面で大きな課題を抱えていると言わざるを得ない。

今後の展望と懸念点

合成ベンチマークの結果だけで最終的な評価を下すのは早計だが、RTX 5080の立ち位置は微妙なものとなりそうだ。本来であれば前世代のフラッグシップに迫る、あるいは上回る性能を期待したいところだが、現時点では大きく及ばない。今後のゲームベンチマークでどこまで挽回できるか、注目が集まる。

※本記事はGeekbench、3DMarkのベンチマーク結果に基づいています。正式な製品レビューをお待ちください。

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