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AMD Zen 6は32コアで最強に – 次世代UDNAとともにPC市場を再定義へ、PS6にも3D V-Cacheを搭載か

中国のChiphellフォーラムにて、AMDの次世代CPU/GPUアーキテクチャに関する衝撃的な情報がリークされた。
特に注目すべきは、次世代Zen 6アーキテクチャが単一CCDで最大32コアを実現する可能性が示唆されたことだ。さらに、UDNAという新しい統合GPUアーキテクチャの詳細も明らかになった。

次世代Zen 6の革新性

コードネーム「Medusa Ridge」として開発が進められている次世代Ryzenは、TSMCの最新N3Eプロセスを採用する。現行のZen 4(C)が単一CCDで最大16コア(コンシューマー向けRyzenでは単一CCDで最大8コア)だったのに対し、Zen 6では32コアまで搭載可能になるという。
コンシューマー向けで単一CCD16コアのCPUが登場すれば最大32コアのCPUが登場する可能性がある
この劇的な進化は、デスクトップPC市場に大きな影響を与えることは間違いない。

IOダイも進化を遂げ、N4Cプロセスの採用により、より高度なI/O機能と強化された内蔵GPU性能を実現する見込みだ。特筆すべきは、現行のAM5ソケットとの互換性を維持するという点で、既存ユーザーにとっても魅力的なアップグレードオプションとなりそうだ。

UDNAが示す次世代統合アーキテクチャの姿

AMDは長年、ゲーミング向けのRDNAとデータセンター向けのCDNAという2つのGPUアーキテクチャを展開してきた。新たに開発中のUDNAは、これらを統合した次世代アーキテクチャとなる。ゲーミング製品向けにはN3Eプロセスを採用し、エンスージアスト向けグラフィックスカードの復活も示唆されている。

特に注目すべきは、2026年第2四半期からの量産開始が予定されているという点だ。完全に新設計されたこのアーキテクチャは、次世代ゲーム機PS6にも採用される予定で、ゲーム開発者にとっても統一された開発環境を提供することになる。

PS6にも3D V-Cacheを搭載か

3Dスタッキング技術の採用範囲も大幅に拡大される。ハイエンドAPUへの展開はもちろん、Sonyのゲーム機向けにも採用が検討されているという。具体的なパッケージング技術は現時点で不明だが、コアIPスタックと3D V-Cacheの組み合わせにより、これまでにない性能向上が期待できる。

市場への影響と今後の展望

2026年末から2027年初頭にかけて予定されているZen 6の登場は、PCセグメント全体を再定義する可能性を秘めている。32コアという圧倒的な処理能力は、デスクトップPCの可能性を大きく広げるだろう。さらに、UDNAの登場により、ゲーミングからプロフェッショナル用途まで、より効率的な統合環境が実現される。

特にゲーム機市場での展開は興味深い。次世代機向けの新アーキテクチャ採用により、PCとコンソール間のアーキテクチャの統一が進み、クロスプラットフォーム開発がより効率的になることが期待される。

AMDのこの野心的な計画は、2026年以降のコンピューティング市場に大きな変革をもたらすことは間違いない。特に32コアCPUの実現は、デスクトップPC市場に新たな可能性を開くターニングポイントとなるだろう。

※本記事は海外フォーラムでのリーク情報に基づいています。実際の製品仕様や発売時期については、正式発表をお待ちください。

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