問題報告から1年以上経っているが、今のところ解決策は無い模様
5chの時系列レスを抜粋。(加筆修正+該当リンクを追加しています)
2023年2月7日 redditにこの問題の初報告が上がる
2023年8月11日 gearboxがこの問題に対する対処療法を発表し、ダウンクロックが有効と発表される
2023年11月1日 oodleの解凍エラーについてRaptorLakeが原因であるとoodle公式が声明
2023年12月8日 Steamのユーザーコミュニティで同様の報告が上がる
2024年2月14日 EPICがUnreal Engineについての公式回答をし、13th・14th Coreのクロックダウンをする方法を提示
2024年2月23日 tom`s hardwareが補足情報を投稿し、去年8月にはintel公式回答が可能であった問題だと提起
2024年2月27日 intel Communitysにてintelが問題を認識し、調査中と回答。
2024年4月4日 Nvidiaの公式がintelのサポートに問い合わせてくれと対応を投げる
2024年4月8日 韓国のとあるショップでは、毎日10件のCPU交換の対応があると報告
この問題は以下の要因が考えられる。
・13世代から電圧制御技術が変更され、制御に問題を抱えている可能性がある。
・ミドルレンジ以上のマザーボードの多くは、初期設定で電力無制限になっており CPU負荷が高くなりやすい。
電圧制御に欠陥
↓
デフォルトで電力無制限+発熱量が多く水冷運用が多いため、サーマルスロットリングが発生せず高電圧に拍車がかかる
↓
物理ダメージが蓄積(劣化)
↓
クラッシュに至る
このような流れではないだろうか。
電圧制御の欠陥が事実だとすれば、もはや手の施しようが無いだろう。
電圧やクロックを下げればその場しのぎにはなるかも知れないが、定格運用でもクラッシュ報告があるため劣化は時間の問題だと考えられる。
劣化しているかは インテルXTUでのAVX2負荷テストで切り分け可能
インテル® Extreme Tuning Utility (インテル® XTU)
上記リンクからIntel XTUをインストールし、Stress Test > CPU stress Test wih AVX2を実行
この負荷テストが通らなければ劣化していると考えて良い。
電力制限やクロックダウンに関しては上記時系列のリンクを参考にしてほしい。
最後に一つだけ文句を言わせてほしい。
ヤフーニュースでも掲載された「GameSpark」の記事に
「ただ今回報告されているのはインテルCPUですが、必ずしも競合するAMDにとっての対岸の火事ではありません。昨年にはAMDCPUでもメモリーオーバークロックに関連する焼損が報告されこれに対応したBIOSが提供されるなど、ユーザーを悩ませるトラブルもちらほら発生しています。」
とある。
対岸の火事ではないことは同意するが、intelは問題を放置しすぎてしまった。
AMDの過去の問題を挙げ、intelを養護するのは無理がある。
「AMDCPUでもメモリーオーバークロックに関連する焼損」この問題に対するAMDの対応時系列を見てほしい。
2023年4月14日 7800X3Dが発売
2023年4月19日 7800X3Dの焼損報告が上がる
2023年4月25日 AMD公式から原因と対策方法が公式に出されて、ポン付けのままOCしなければ起こらないと発表される。焼損は無償交換の対象とも。
2023年4月30日 対策BIOSのアナウンス
2023年5月2日 マザーボードベンダー側の対応で電圧に上限が設定され仮の解決
2023年5月12日 対策AGESA1.0.0.7a搭載ベータBIOSが配布される
2023年6月 対策BIOS正式版が出そろう
2023年8月 よりメモリが回るAGESA1.0.0.7cが行き渡る
2023年12月 AGESA1.0.9.0でよりガードを固くしたBIOSが出そろう
問題を放置し、信用を失ってしまったintelは復活できるのだろうか。
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