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【緊急】RTX 5070 Tiの欧米価格が判明 – 一部モデルがMSRPの2倍近くに、高騰の懸念が現実に【2025年2月最新情報】

発売を1週間後に控えたNVIDIA「GeForce RTX 5070 Ti」の小売価格が、欧米の主要販売店で明らかになった。多くのカスタムモデルがMSRPを大幅に上回る価格設定となっており、深刻な価格高騰の懸念が現実のものとなっている。

価格設定の実態

現時点で確認された価格と特徴的なモデル

ASUS

  • Prime RTX 5070 Ti:1,202ドル(約18.3万円、MSRP比+60%)
  • Prime RTX 5070 Ti OC:1,219ドル(約18.5万円、MSRP比+62%)
  • TUF RTX 5070 Ti:1,443ドル(約21.9万円、MSRP比+92%)
  • TUF RTX 5070 Ti OC:1,448ドル(約22.0万円、MSRP比+93%)

GIGABYTE

  • AORUS MASTER:1,464ドル(約22.3万円、MSRP比+95%)
  • Gaming OC:1,411ドル(約21.5万円、MSRP比+88%)
  • Eagle OC:1,401ドル(約21.3万円、MSRP比+86%)
  • Aero OC:1,411ドル(約21.5万円、MSRP比+88%)

MSI

  • Gaming Trio OC Plus:1,422ドル(約21.6万円、MSRP比+89%)
  • Ventus 3X OC:1,338ドル(約20.4万円、MSRP比+78%)

Inno3D(デンマーク価格)

  • X3:964ドル(約14.7万円、MSRP比+28%)
  • X3 OC:1,064ドル(約16.2万円、MSRP比+41%)
  • X3 OC White:1,092ドル(約16.6万円、MSRP比+45%)

唯一、米国Micro CenterのPNYモデルはMSRP(749ドル)に対して750ドルで販売されているが、在庫数は極めて限定的となる見込み。

※上記の日本価格はドルを変換しただけのものだ。実際には、アスク税や消費税、その他諸経費が加算されるため、日本での価格はさらに高くなると考えられる。

価格高騰の背景

今回の高騰には複数の要因が絡んでいる

  • Founders Editionの不在により、AIBパートナーが価格設定の主導権を握る
  • RTX 5090/5080の供給不足が続く中、中位モデルへの需要が集中
  • 関税の影響による製造コストの上昇
  • 一部地域での付加価値税(VAT)の影響
  • 半導体市場全体での供給不足の継続

市場への影響

この状況は、3月に発売予定のAMD RX 9070シリーズにとって追い風となる可能性が高い。特に以下の点で注目される

  • AMDが「積極的な価格戦略」を採用する可能性
  • より潤沢な供給量の確保を示唆
  • RTX 4080 SUPERクラスの性能を謳う
  • FSR 4による性能向上も期待

さらに、Intel Arc B700シリーズの登場も控えており、ミドルレンジGPU市場での競争激化が期待される。

筆者のコメント

発売前から予想された価格高騰が現実のものとなった。しかし、たとえMSRPでの販売が実現したとしても、供給不足による転売価格の高騰は避けられない状況だ。

抽選販売が予想されるが、外れた場合は3月発売のRX 9070シリーズを視野に入れるのが賢明だろう。AMDは十分な供給量を確保していると伝えられており、より現実的な選択肢となる可能性が高い。

※本記事は各販売店の価格情報に基づいています。
※価格は税込み(米Micro Center除く)。為替レートの変動により実際の価格は変更される可能性があります。

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