NVIDIAの最新フラッグシップGPU「RTX 5090 Founders Edition」で、電源コネクタの溶解事故が複数報告され始めた。発売からわずか2週間での事故報告に、懸念が広がっている。
最新の事故事例
ユーザーがBattlefield 5をプレイ中、突然の焦げ臭さに気付き即座に電源を切断。しかし、その時点ですでにGPUと電源ユニット両方の12V-2×6コネクタが溶解していた。事故発生時のGPU消費電力は500-520W程度だったという。
重要な点として
- ModDiy製の非純正ケーブルを使用
- 同ケーブルは以前RTX 4090 FEで問題なく使用
- ケーブルは規格準拠を謳う製品
追加の被害報告
スペインのYoutuber、Toro Tocho氏からも類似の報告があり
- ベンチマーク作業中に発生
- 電源ユニット側のコネクタのみ溶解
- 頻繁な抜き差しが原因の可能性
メーカーの対応と現状
NVIDIAは12V-2×6規格への移行で信頼性が向上したとしているが、発売直後からの事故報告は深刻な懸念材料となっている。現在、以下の問題も報告されている
- ドライバーアップデート後の文鎮化
- 非純正ケーブル使用による保証対応の困難さ
専門家の見解
ドイツのテック系Youtuber、der8auer氏が詳細な調査を予定。被害者から機材一式を受け取り、原因究明を進める見込みだ。
まとめ
RTX 5090は供給不足で入手困難な状況だが、幸運にも入手できた場合は以下の点に注意が必要だ
- 必ず純正ケーブルを使用すること
- コネクタの接続状態を定期的に確認
- 頻繁な抜き差しを避ける
- 消費電力の監視を怠らない
40万円を超える高額製品であるだけに、些細なミスが致命的な損害につながる可能性がある。ユーザーには細心の注意が求められる。
※本記事はReddit、VideoCardz、および各種報道に基づいています。状況は日々更新される可能性があります。
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