ASUSの中国法人が、新機能「PCIe Q-Release Slim」を搭載したマザーボードによるGPUの破損問題について、被害者への補償と機構の設計変更を発表した。
被害の内容と補償
PCIe Q-Release Slimの内部機構が、GPUのPCIeコネクタ部分を損傷させる可能性が報告されている。特にGPUの着脱を繰り返した場合に、コネクタ部分の側面が削られる事例が確認された。
ASUSの対応
- 被害者に200元(約4,000円)の商品券を提供
- 対象マザーボードの交換対応
- 破損したGPUの修理・交換サポート
対象となるマザーボード
問題の機構を搭載する最新世代のマザーボードが対象
- ROG Crosshairシリーズ
- ROG Strixシリーズ
- TUF Gamingシリーズ
- ProArtシリーズ
対象チップセット:
- X870E/X870
- B850
- Z890
- B860/Z790
今後の対応
ASUSは設計を見直した新バージョンのQ-Release Slimを開発中だが、具体的な導入時期は未定。当面は対象マザーボードでのGPUの着脱は最小限に抑えることが推奨される。
※本記事はASUS中国の公式発表およびX(旧Twitter)での情報に基づいています。日本市場での対応については、ASUSジャパンの発表をお待ちください。
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