ChainTech社の内部資料から、NVIDIAの次世代ミドルレンジGPU「RTX 5060 Ti」と「RTX 5060」が3月に発売されることが判明。しかし、8GBという制限的なVRAM容量はモンスターハンターワイルズなどの最新ゲームには不十分との懸念が広がっている。
新製品の発売スケジュール
NVIDIAは現行モデルの在庫を計画的に消化しており、RTX 4070は1月中に販売終了、RTX 4060/4060 Tiは3月までに生産終了となる。この移行計画から、3月の新製品発売はほぼ確実な情報とみられる。
気になる性能と仕様
GB206チップを採用する両モデルは、以下の特徴を持つ
- RTX 4060 Ti並みかやや上回る程度のコア数
- 128bitメモリバス幅
- GDDR7採用により帯域幅448GB/s ※GDDR7を採用しているが、バス幅が狭い為GDDR6版 RTX 3060 Tiと変わらない帯域幅
深刻なVRAM容量
- RTX 5060 Ti：8GBが標準、上位モデルで16GB
- RTX 5060：発売時は8GBのみ、後に12GB版を予定
期待外れの性能予測
Blackwellアーキテクチャ採用にも関わらず、コア数の制限から性能向上は限定的
- RTX 5060（8GB）：RTX 4060をわずかに上回る程度
- RTX 5060（12GB）：RTX 4060 Tiを上回る可能性あるが発売は後日
いずれにせよRTX 3060ユーザーの乗り換え先候補にはならない
まとめ：2025年、8GB VRAMの限界
NVIDIAはメモリ圧縮技術の進化を理由に、8GBのVRAM容量でも十分と主張しているが、現実は異なる。モンスターハンターワイルズに代表される最新ゲームでは、高解像度テクスチャやレイトレーシング技術の普及により、VRAM使用量は急速に増大している。この傾向は今後さらに加速することが予想され、メモリ圧縮技術の進歩では追いつけない状況だ。
2025年の時点で8GB以下のVRAMを搭載したGPUを購入することは、将来的な制約が目に見えており推奨できない。特にRTX 5060/5060 Tiの8GB版は、発売時点ですでに最新ゲームでの制約に直面する可能性が高い。より快適なゲーミング環境を求めるユーザーは、12GB以上のVRAMを搭載したモデルの登場を待つことが賢明な選択となるだろう。
※本記事はChainTech社の内部資料とリーク情報に基づいています。正式な製品仕様は発表をお待ちください。
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