元NSA職員のEdward Snowden氏が、NVIDIAの新世代GPU「RTX 50シリーズ」について辛辣な批判を展開した。特にRTX 5080の16GB VRAMを「消費者に対する独占的な犯罪」と表現し、業界に波紋を広げている。
VRAM容量を巡る妥当性
RTX 5080は19万8800円という価格帯にも関わらず、16GBというVRAM容量は明らかに不十分だとの指摘が相次いでいる。実際にIndiana Jones and the Great Circleなどの最新ゲームでは、4K解像度でVRAM容量の制約に直面することが確認されている。RTX 5090が32GBを搭載する中、専門家からは「24GBが妥当だった」との意見も出ている。
下位モデルの深刻な状況
さらに深刻なのは下位モデルの状況だ。RTX 5070は前世代と同じ12GBに留まり、RTX 5060に至っては最小8GBという仕様が予想されている。これは2021年にRTX 3060が12GBを標準としていた事実を考えると、むしろ後退とも言える仕様だ。特にノートPC向けモデルではさらに制限的な仕様となる可能性が高い。
AMDの対抗戦略
一方、3月末に発売予定のAMD RX 9700シリーズは、RX 9700 XT/RX 9700ともに16GBのVRAMを搭載する予定だ。性能面はまだ不明だが、少なくともVRAM容量においては適切な仕様を提供する姿勢を示している。
市場への影響
Tom’s HardwareのGPUエディターも、RTX 5080のVRAM容量について同様の懸念を表明している。特に2025年という時期において、ハイエンドGPUの16GBという仕様は、4K解像度での使用や今後のゲーム開発トレンドを考慮すると、明らかに不足しているという指摘だ。
多くのユーザーは、このVRAM容量の制約が将来的なゲーム体験に与える影響を懸念している。特に4K解像度でのゲーミングを視野に入れるユーザーにとって、高額な投資に見合わない仕様となっている可能性が高い。
※本記事はEdward Snowden氏のSNS投稿とTom’s Hardwareのレビューに基づいています。
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