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【警告】RTX 5080 FEに深刻な不安定性が報告 – PCIe Gen5.0での動作に問題、マルチPCB設計に起因か【2025年1月31日】

NVIDIAの新世代GPU「RTX 5080 Founders Edition」に、PCIe Gen5.0動作時の深刻な不安定性が報告されている。著名レビュアーのder8auerにより指摘された問題は、NVIDIAの採用したマルチPCB設計に起因する可能性が高いことが明らかになった。

報告された問題の詳細

der8auerによると、以下のような症状が確認されている

  • システム起動時にGPUが認識されない
  • PCIe速度がGen1.1 x8まで低下
  • ValorantPUBGRemnant 2などでのクラッシュや凍結
  • 電源の再投入やGPUの再装着を繰り返し必要

問題の根本原因

マルチPCB設計の影響

RTX 5080 FEは3枚の独立した基板で構成

  • メイン基板(GPUパッケージ、GDDR7メモリ、電源回路)
  • PCIe 5.0 x16コネクタ用基板
  • ビデオ出力ポート用基板

これらの基板はリボンケーブルで接続されており、PCIe Gen5.032 GT/sという高速な信号伝送において、信号品質の劣化を引き起こしている可能性が高い。

暫定的な解決策

現時点での最も確実な対処法は

  • BIOSPCIeGen4.0に強制的に設定
  • 性能低下は最小限(0-4%程度)に抑えられる

今後の展望

NVIDIAからの正式な見解は示されていないものの、ドライバーアップデートでの改善が期待される。ただし、ハードウェア設計に起因する問題である可能性が高く、完全な解決は難しいかもしれない。

※本記事はder8auerのレビューとIgor’s Labの分析に基づいています。実際の症状は環境により異なる可能性があります。

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