NVIDIAのノートPC向け「GeForce RTX 50」シリーズの発売が遅延する見込みであることが明らかになった。AI向けチップの生産優先により、供給に影響が出ている模様だ。
発売スケジュールの変更
当初の予定から大幅な変更
- RTX 5090/5080モバイル:3月に延期
- RTX 5070/5060シリーズ:4月まで延期
- 予約開始は2月25日を維持
遅延の背景
DigiTimesの報道によると、今回の遅延は以下の要因による
- AIサーバー向けチップ生産の優先
- 社内リソースのAI部門への集中
- 新製品のデバッグ効率の低下
特筆すべきは、これまで発売遅延の少なかったNVIDIAでもこのような事態が発生している点だ。AI需要の急増が、従来のスケジュール管理に影響を与えているとみられる。
デスクトップ版との関係
デスクトップ版の発売スケジュール
- RTX 5070 Ti:2月20日
- RTX 5070:3月
- RTX 5060シリーズ:4月
ノートPC版は対応するデスクトップモデルよりも1ヶ月程度遅れての発売となる見込み。
市場への影響
すでに各ベンダーのウェブサイトには、RTX 50シリーズを搭載したゲーミングノートPCの製品ページが登場している。主な組み合わせ
- Intel Core Ultra 200HX
- AMD Fire Range
- AMD Strix Point
まとめ
AI需要の急増により、NVIDIAの製品供給体制に変化が生じている。特にノートPC向けGPUへの影響が顕著で、発売時期の大幅な遅延が避けられない状況だ。
2月25日からの予約開始に向けて、十分な初期供給量が確保できるかが懸念される。特にRTX 5090/5080搭載モデルについては、デスクトップ版同様の品薄状態となる可能性が高い。
※本記事はDigiTimesの報道および各種情報に基づいています。発売時期は変更される可能性があります。
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