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【衝撃】RX 9070 XT Red Devilの必要電源が900Wと判明 – AMDのFrank Azor氏が低消費電力モデルの存在を示唆、8ピン電源コネクタ採用で安心のアップグレードを約束【2025年2月最新情報】

PowerColorの次世代GPU「Radeon RX 9070 XT Red Devil」の製品パッケージが流出し、システム全体で900Wの電源供給が必要となることが明らかになった。これに対しAMDのFrank Azor氏が、より低い消費電力のモデルも投入される予定であることを示唆している。

900W電源要件の詳細分析

PowerColorの「Red Devil」シリーズは、同社のラインナップの中で最上位に位置する製品群だ。工場出荷時のオーバークロックが施されており、通常モデルや標準的なオーバークロックモデルと比較して、より多くの電力を消費する特徴がある。

今回判明した900Wという数値は、システム全体の必要電源容量を示している。これは前世代のRX 7900 XTX Red Devilと同じ要件だ。具体的には、12Vラインで最低75Aの供給能力が求められる。

消費電力の内訳を推測すると以下のようになる

  • システム全体の必要電源:900W
  • 予備電力(ヘッドルーム):約300W
  • 実際のシステム消費電力:約600W
    (GPU以外のハードウェア:約200W、GPU単体の予想消費電力:約400W

競合製品との比較

NVIDIAのRTX 5080(TGP 360W)では、850Wの電源が推奨されている。この値はRyzen 9 9950Xをベースに算出されている。一方、標準的なRX 7900 XTX(TBP 355W)では800W(12Vラインで65A)の電源が必要とされており、Red Devilモデルはこれより100W高い要件となっている。

Frank Azor氏の発言

AMDのゲーミングソリューション部門チーフアーキテクトであるFrank Azor氏は、この情報に対して興味深いコメントを発表。より低い電源要件のバリエーションモデルが用意されることを示唆した。

特筆すべきは、NVIDIAのRTX 50シリーズの供給不足や16ピン電源コネクタの問題を暗に批判しながら、RX 9070 XTでは従来の8ピン電源コネクタを採用し、「心配のないアップグレード」を提供すると強調した点だ。

RX 9070 XTの詳細スペック

流出情報によると、RX 9070 XTの主要スペックは以下の通り

  • GPU:Navi 48
  • シェーダーコア:4,096
  • メモリ:GDDR6 16GB
  • メモリインターフェース:256-bit
  • ブーストクロック:最大3,100MHz

ゲーミング性能の期待値

初期のベンチマークリークでは、「Cyberpunk 2077」や「Black Myth: Wukong」において、RTX 4070 Ti SUPERと同等の性能を示している。これは、価格帯を考慮すると非常に競争力のある性能と言える。

32GBモデルの可能性について

なお、一部で期待されていた32GBバリエーションについては、Frank Azor氏が明確に否定している。ワークステーション向けの大容量VRAMモデルは、今回のラインナップには含まれない見通しだ。

まとめ

今回判明したRX 9070 XT Red Devilの900W電源要件は、確かに大きな話題となっている。しかし、これはPowerColorの最上位モデルに対する要件であり、標準モデルではより現実的な電源容量での動作が期待できる。

特にAMDが8ピン電源コネクタの採用を明言し、十分な供給量を確保する姿勢を示していることは、ユーザーにとって大きな安心材料となるだろう。3月の発売に向けて、より詳細な情報の公開が期待される。

筆者のコメント

900Wという電源要件は一見すると驚異的な数値に思えるが、これはあくまでも最上位のRed Devilモデルに対する要件だ。標準的なモデルではより低い電源容量で動作すると考えられる。

特に注目すべきは、8ピン電源コネクタの採用を明言した点だ。NVIDIAの16ピンコネクタ(12VHPWR,12V-2×6)で発生している問題を考えると、これは多くのユーザーにとって安心材料となるだろう。

また、3月の発売を控え、十分な供給量を確保する姿勢を示している点も評価できる。NVIDIAのRTX 50シリーズで深刻化している供給不足の中、AMDの戦略は市場に新たな選択肢をもたらす可能性を秘めている。

※本記事はPowerColorの製品パッケージ情報およびAMD Frank Azor氏の発言に基づいています。実際の製品仕様は発売時に確認してください。

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