AMDの次世代GPU「Radeon RX 9070 XT」の詳細なスペックと性能が明らかになった。
モンハンワイルズベンチマークでの、予想を大幅に上回る性能にGPU市場が大きく揺れ動いている。
RX 9070 XTの詳細スペックと性能
流出したGPU-Zのスクリーンショットから、RX 9070 XTの完全なスペックが判明

- GPU:Navi 48(4nmプロセス)
- ストリームプロセッサ:4,096基
- ブーストクロック:最大3.1GHz
- VRAM:16GB GDDR6
- メモリバス幅:256-bit(有効メモリ帯域幅は640GB/s)
- PCIeインターフェース:Gen 5.0対応
現行のRX 7900 XTX(2.5GHz)と比較して約24%のクロック向上を実現。これにより、ゲーミング性能も大幅に向上している。
ただし、これはカスタムモデルの数値と推測され、リファレンスモデルはこれより低い可能性が高い。
モンハンワイルズでの性能

- 平均FPS:211.71(1080pウルトラ設定)
- フレーム生成:ON
- テスト環境:Intel Core Ultra 9 285K、RAM 48GB
- レイトレーシング:確認中
競合製品との比較(1080pウルトラ設定)
- RTX 4080 SUPER:180FPS前後(約17%の差)
- RTX 4090:195FPS前後(約9%の差)
- RX 7900 XTX:200FPS前後(約6%の差)
この結果は、RTX 4080 SUPERのスコアを大幅に上回るだけでなく、RX 7900 XTXをも上回る驚異的な性能を示している。
ただし、フレーム生成はONになっているものの、レイトレーシングの設定は不明であり、単純な比較は難しい。
価格性能比の優位性
予想される価格帯
- 米国価格:599ドル(MSRP)
- 日本価格:13-16.1万円(予想)
競合製品との価格比較
- RTX 5070 Ti:14.8万円~
- RTX 5070:10.8万円~
これはRTX 5070 Tiに対して価格競争力を持つ設定となっている。
市場への影響
RTX 4080 SUPERを上回る性能を示した今回のベンチマーク結果は、GPU市場に大きな影響を与える可能性がある。特に注目すべき点
高いクロック周波数
- 3.1GHzは現行GPUと比較して大幅な向上
- 4nmプロセスによる性能向上
豊富なVRAM容量
- 16GBのVRAMは4K解像度でも実用的な容量
- 将来的なゲームタイトルにも対応可能
PCIe Gen 5.0対応
- 次世代マザーボードでの性能向上が期待される
まとめ
RX 9070 XTは、ミドルレンジGPUの常識を覆す性能を示している。特に1080p/1440p解像度での圧倒的な性能と、競争力のある価格設定は、市場に大きな影響を与えるだろう。
RTX 5070 Tiより4万円近く安い価格で、上回る性能を実現できるなら、価格性能比で圧倒的な優位性を持つ。3月の発売を待つ価値は十分にある。
ただし、4K解像度やレイトレーシング性能については未知数の部分も多い。これらの性能が気になるユーザーは、正式発表を待つことをお勧めする。
筆者のコメント
モンハンワイルズでの211FPSという結果は、非常に印象的だ。特にRTX 4080 SUPERを上回る性能を示したことは、AMDの技術力の高さを証明している。
ただし、これはあくまでも1080p解像度での結果であり、4Kやレイトレーシング性能については未知数だ。また、330W前後と推測されるTDPは、電力効率の面で課題となる可能性もある。
3月の正式発表に向けて、特に価格設定に注目が集まるだろう。700ドルを切る価格で、この性能を実現できれば、GPU市場に大きな変革をもたらす可能性を秘めている。
また、32GB版の発売にも期待ができる。VRAM消費量の増大が著しい4Kゲーミングにおいて、VRAM 16GB のRTX 5080を上回る性能に期待ができる。
※本記事は@hkepcmediaのリークおよび各種報道に基づいています。正式な性能は発売後の検証をお待ちください。
コメント
価格のところが気になります。
Rtx5070→549ドル→10.8万円
Rtx5070ti→749ドル→14.8万円
Rx9070xt→599ドル→13~16万円
なにかおかしくないですか?
Rtx5070tiより150ドルやすいのに、日本円ですと同価格になります。
なぜですか?
予想の価格のわかるけど、計算がおかしいように見えますが…
理由あれば教えてください