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【続報】AMD RX 9070の32GBモデルが「XTX」として登場か – AI処理性能を強化、Frank Azor氏の否定の真意が明らかに【2025年2月最新情報】

AMDがRadeon RX 9070 XTの32GBバリエーションを否定した一方で、同じNavi 48チップを使用した32GB GDDR6メモリ搭載モデルを「RX 9070 XTX」として投入する可能性が浮上した。

32GBモデルを巡る経緯

先日、AMD消費者・ゲーミング製品部門のFrank Azor氏は、RX 9070 XTの32GBバージョンを否定。しかし、この発言は巧妙に計算されたものだった可能性が高い。

AMD関連のリークで高い信頼性を持つChiphellの「Zhangzhonghao」氏によると

  • 32GBモデルは開発継続中
  • 製品名を「RX 9070 XTX」に変更
  • AIBパートナーと共同開発を進行中
  • Navi 48チップを使用

XTXモデルの位置付け

AMDの「XTX」ブランドは、通常最上位モデルに与えられる称号だ。過去のRDNA 2、RDNA 3世代では

  • より多いコア数
  • 高いクロック周波数
  • 大容量メモリ
    などの特徴を持っていた。

今回のRX 9070 XTXでは

  • 32GB GDDR6メモリ搭載
  • 通常モデルより高いブーストクロック
  • わずかに高いTDP
  • AI/ML処理性能の強化
    といった差別化が図られる見込み。

想定される製品ラインナップ

現時点で判明しているRX 9000シリーズの構成

RX 9070 XTX(噂)

  • GPU:Navi 48(4nm)
  • コア数:4,096
  • メモリ:32GB GDDR6
  • メモリバス:256-bit
  • TDP:未定

RX 9070 XT(確定)

  • GPU:Navi 48(4nm)
  • コア数:4,096
  • クロック:最大3.1GHz
  • メモリ:16GB GDDR6
  • メモリバス:256-bit
  • TDP:約330W

AI市場を見据えた戦略

32GBという大容量メモリの採用は、AI処理への対応を強く意識したものと考えられる。RDNA 4アーキテクチャで強化されたAI/MLコアを最大限活用できる構成だ。

特に

  • ローカルAIモデルの処理
  • 大規模言語モデルの推論
  • AIアップスケーリング
    などの用途で、16GBモデルとの差別化が図れる。

まとめ

2月28日の正式発表を控え、AMDのGPUラインナップ戦略がより明確になってきた。特に32GBモデルの存在は、ゲーミング市場だけでなく、AI市場も視野に入れた積極的な展開を示唆している。

筆者のコメント

Frank Azor氏によるRX 9070 XTの32GBモデル否定は、製品名の変更を前提とした巧妙な発言だったと考えられる。実際に32GBモデルを「XTX」として展開することで、より明確な製品の差別化が可能となる。

特にAI処理性能の強化は、今後のGPU市場において重要な差別化要因となるだろう。NVIDIAがRTX 50シリーズでAI性能を強調する中、AMDもこの分野で競争力を示す必要がある。

ただし、価格設定が重要な鍵を握る。通常モデルでも高騰が懸念される中、32GBモデルがどの価格帯に位置付けられるのか、3月6日の発売を前に注目が集まる。

※本記事はChiphellおよびBenchlifeの報道に基づいています。正式な製品仕様は発表をお待ちください。

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