PC版モンハンワイルズ 推奨スペック完全ガイド【33種類のグラボを徹底比較】

CPU

はじめに

本記事では、オープンベータテストの実測データに基づき、2025年発売予定の『モンスターハンター ワイルズ』PC版の必要スペックを解説する。本作は高い描画性能と広大なフィールドを特徴としており、特にCPUとGPUへの要求が従来のモンハンシリーズより高くなっている。

基本システム要件

オープンベータテスト動作環境

解像度1080p(FHD)
フレームレート60fps
※ フレーム生成使用
OSWindows®10 (64-bit Required)
プロセッサ(CPU)Intel Core i5-11600K
Intel Core i5-12400
AMD Ryzen 5 3600X
AMD Ryzen 5 5500
メモリー(DRAM)16GB
グラフィックカード(GPU)NVIDIA GeForce RTX 2070 Super
NVIDIA GeForce RTX 4060
AMD Radeon RX 6700XT
ビデオメモリ(VRAM)8GB ※
ストレージ140GB SSD
備考SSD(必須)、グラフィック「中」設定で、1080p(アップスケール使用)/60fps(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です。
DirectStorage対応。
解像度1440p(WQHD)
フレームレート60fps
※ フレーム生成使用
OSWindows®10 (64-bit Required)
プロセッサ(CPU)Intel Core i5-11600K
Intel Core i5-12400
AMD Ryzen 5 3600X
AMD Ryzen 5 5500
メモリー(DRAM)16GB
グラフィックカード(GPU)NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti
AMD Radeon RX 7700 XT
ビデオメモリ(VRAM)8GB ※
ストレージ140GB SSD
備考SSD(必須)、グラフィック「高」設定で、1440p(アップスケール使用)/60fps(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です。
DirectStorage対応。
解像度2160p(4K)
フレームレート60fps
※ フレーム生成使用
OSWindows®10 (64-bit Required)
プロセッサ(CPU)Intel Core i5-11600K
Intel Core i5-12400
AMD Ryzen 5 3600X
AMD Ryzen 5 5500
メモリー(DRAM)16GB
グラフィックカード (GPU)NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti
AMD Radeon RX 7800 XT
ビデオメモリ(VRAM)12GB
ストレージ140GB SSD
備考SSD(必須)、グラフィック「ウルトラ」設定で、2160p(アップスケール使用)/60fps(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です。
DirectStorage対応。

ここだけ見ればOK:画質・解像度別 おすすめグラボ一覧表

解像度60fps100fps以上
フルHD(中)RTX 3060 (12GB) ※Lossless Scaling使用 
RTX 3060 Ti
RTX 3070 / Ti
RTX 4060
RTX 4060 Ti (8GB)
RX 6650 XT
RX 6700 XT ◎
RX 6750 XT
 
RX 7600
RTX 3080 (10/12GB)
RTX 3080 TI
RTX 4070 
RX 7600 ※AFMF使用
RX 7700 XT 
フルHD(ウルトラ)RTX 3060 (12GB) ※Lossless Scaling使用
RTX 3080 (12GB)
RTX 3080 TI
RTX 4060 Ti (16GB) 
RX 6700 XT 
RX 6750 XT 
RX 7600 XT 
RTX 3090 / Ti
RTX 4060 Ti (16GB) ※Lossless Scaling使用
RTX 4070 
RX 6800
RX 7600 XT ※AFMF使用
RX 7700 XT 
WQHD(中)RTX 3080 (12GB)
RTX 3080 TI
RTX 4060 Ti (16GB) 
RTX 4070 
RX 6700 XT
RX 6750 XT
RX 6800
RX 7600 XT 
RX 7700 XT 
RTX 3090 / Ti
RTX 4060 Ti (16GB) ※Lossless Scaling使用
RTX 4070 ※Lossless Scaling使用
RTX 4070 Super 
RX 6800 XT
RX 6900 XT
RX 7700 XT ※AFMF使用
RX 7800 XT 
RX 7900 GRE
WQHD(ウルトラ)RTX 3080 (12GB)
RTX 3080 TI
RTX 4060 Ti (16GB) ※Lossless Scaling使用
RTX 4070 
RX 6800
RX 6800 XT
RX 6900 XT
RX 7600 XT ※AFMF使用
RX 7700 XT 
RX 7800 XT 
RTX 3080(12GB) ※Lossless Scaling使用
RTX 3080 Ti ※Lossless Scaling使用
RTX 3090 / Ti
RTX 4070 ※Lossless Scaling使用
RTX 4070 Super 
RTX 4070 Ti
RTX 4070 Ti Super 
RX 6950 XT
RX 7700 XT ※AFMF使用
RX 7800 XT ※AFMF使用
RX 7900 GRE
RX 7900 XT 
4K(中)RTX 3080 TI
RTX 3090 / Ti
RTX 4070 Super
RTX 4070 Ti
RTX 4070 Ti Super 
RX 6900 XT
RX 6950 XT
RX 7800 XT 
RX 7900 GRE 
RTX 4070 Ti Super ※Lossless Scaling使用
RTX 4080 / Super 
RTX 4090
RX 7800 XT ※AFMF使用
RX 7900 GRE ※AFMF使用
RX 7900 XT 
RX 7900 XTX 
4K(ウルトラ)RTX 4070 Ti Super 
RTX 4080 / Super 
RX 7800 XT
RX 7900 GRE
RX 7900 XT 
RTX 4090 
RX 7900 XT ※AFMF使用
RX 7900 XTX 

重要な注意点

  • CPU負荷が非常に高く、公式推奨スペックを上回るCPUを推奨
  • グラフィック設定
    • ゲーム内フレーム生成機能:オン
    • DLSS、FSR3の最適化が不十分のため全GPUで FSR3:クオリティ設定に統一
    • Lossless Scaling及びAFMFは非常に有効だが、本検証の対象外 ※部分的には検証している
  • 古いGPUだとfpsを出しづらい傾向にあるのでRTX 4000、RX 7000シリーズを推奨
  • VRAM 8GB以下のGPUは基本的には非推奨(最低12GBは必要)
  • メモリ使用量多い32GB以上を推奨(配信者の場合48GB以上がおすすめ)

解像度別 必要スペック詳細

フルHD (1920×1080)

必要なCPU性能

  • AMD
    • Ryzen7 5700X
    • Ryzen7 5700X3D
    • Ryzen5 7500F
    • Ryzen5 7600(X)
    • Ryzen7 7700(X)
    • Ryzen 7000X3D モデル
  • Intel
    • Core i5 13400/14400(F)
    • Core i5 13500/14500

CPU負荷は解像度が低くなるほど高くなる傾向にあるが、解像度が低い分要求されるGPU性能は下がる。
そのためある程度バランスが取れていれば問題ない。
Ryzen7 5700X でもそれなりにプレイ可能だが、パフォーマンスを求める場合、Ryzen5 7700(X)又は Ryzen7 5700X3D以上がおすすめ。
可能な限りfpsを出したい場合は Ryzen X3D モデル が良い。

おすすめのGPU

■中画質設定

  • 60fps
    • RTX 3060 Ti
    • RTX 3070/Ti
    • RTX 4060
    • RTX 4060 Ti(8GB)
    • RX 6650 XT
    • RX 6700 XT
    • RX 6750 XT
    • RX 7600
  • 100fps以上
    • RTX 3080/Ti
    • RTX 4070
    • RX 6800
    • RX 7600 ※AFMF使用
    • RX 7700 XT

■ウルトラ画質設定 ※VRAM 10GB以上必須

  • 60fps以上
    • RTX 3060(12GB) ※Lossless Scaling使用
    • RTX 3080(10/12GB)
    • RTX 3080 Ti
    • RTX 4060 Ti(16GB)
    • RX 6700 XT
    • RX 6750 XT
    • RX 7600 XT
  • 100fps以上
    • RTX 3090
    • RTX 4060 Ti(16GB) ※Lossless Scaling使用
    • RTX 4070
    • RX 6800
    • RX 7600 XT ※AFMF使用
    • RX 7700 XT

ポイント
中画質設定であってもVRAM容量は12GB以上のGPUがおすすめ。
・VRAM 8GB以下のGPUで【AFMF】【Lossless Scaling】を使うとVRAM不足になりパフォーマンスが低下するので要注意。(使えないことはない)
VRAM容量の大きい【RTX 3060(12GB)】等のGPUであれば、【Lossless Scaling】が非常に有効。
【Radeon】と【Lossless Scaling】は相性が悪い。特に【AFMF】と併用なんてしようものなら最悪クラッシュする。(そもそも【AFMF】の方が無料かつ高性能なのでRadeon民は使う必要がない)

WQHD (2560×1440)

必要なCPU性能

  • AMD
    • Ryzen5 7500F
    • Ryzen 5 7600(X)
    • Ryzen 5 9600X
    • Ryzen 7 7700(X)
    • Ryzen 7 9700X
    • Ryzen 7000X3D モデル
  • Intel
    • Core i5 13500/14500
    • Core i5 13600/14600K(F)
    • Core i7 13700 シリーズ
    • Core i7 14700 シリーズ

解像度が上がるほどCPU負荷は下がるが、可能な限りfpsを落とさないCPUを選んだほうが良い。
AMDならZEN4世代以降の Ryzen7以上
Intelは13、14世代 Core i7 以上のモデルがおすすめ。
コスパは Ryzen7 5700X3Dが最強。

必要なGPU性能

■中画質設定

  • 60fps
    • RTX 3080/Ti
    • RTX 4060 Ti(16GB
    • RTX 4070
    • RX 6700 XT
    • RX 6750 XT
    • RX 6800
    • RX 7600 XT
    • RX 7700 XT
  • 100fps以上
    • RTX 3090/Ti
    • RTX 4060 TI (16GB) ※Lossless Scaling使用
    • RTX 4070 ※Lossless Scaling使用
    • RTX 4070 Super
    • RTX 4070 Ti (Super)
    • RX 6800 XT
    • RX 6900 XT
    • RX 7700 XT ※AFMF使用
    • RX 7800 XT
    • RX 7900 GRE

■ウルトラ画質設定

  • 60fps
    • RTX 3080/Ti
    • RTX 4070
    • RX 6800/XT
    • RX 6900 XT
    • RX 7600 XT ※AFMF使用
    • RX 7700 XT
    • RX 7800 XT
  • 100fps以上
    • RTX 3080/Ti ※Lossless Scaling使用
    • RTX 3090/Ti
    • RTX 4070 ※Lossless Scaling使用
    • RTX 4070 Super
    • RTX 4070 Ti
    • RTX 4070 Ti Super
    • RX 6950 XT
    • RX 7700 XT ※AFMF使用
    • RX 7800 XT ※AFMF使用
    • RX 7900 GRE
    • RX 7900 XT

ポイント
RTX 4060 Ti (16GB)が大健闘!60fpsであればある程度高画質でも快適にプレイ可能。【Lossless Scaling】を使えば100fps以上出せる。
・画質重視でLossless Scalingを使いたくないなら RTX 4070 Super以上がおすすめ。使っても良いのなら RTX 4070でも快適。
【AFMF】を使えば RX 7700 XT でもウルトラ画質設定、100fps以上でプレイ可能。165fps以上安定して出したい場合は RX 7800 XTがおすすめ。

4K (3840×2160)

必要なCPU性能

  • AMD
    • Ryzen5 7500F
    • Ryzen 5 7600(X)
    • Ryzen 5 9600X
    • Ryzen 7 7700(X)
    • Ryzen 7 9700X
    • Ryzen 7000X3D モデル
  • Intel
    • Core i5 13500/14500
    • Core i5 13600/14600K(F)
    • Core i7 13700 シリーズ
    • Core i7 14700 シリーズ

GPU負荷が高すぎるせいでCPU性能はあまり影響しないが、GPU性能を少しでも活かすためにできるだけ高性能なCPUがおすすめ。
AMDはZEN4世代以降の Ryzen7以上
Intelは13、14世代 Core i7 以上のモデルが望ましい。

必要なGPU性能

■中画質設定

  • 60fps
    • RTX 3080 Ti
    • RTX 3090/Ti
    • RTX 4070 Super
    • RTX 4070 Ti
    • RTX 4070 Ti Super
    • RX 6900 XT
    • RX 6950 XT
    • RX 7800 XT
    • RX 7900 GRE
  • 100fps以上
    • RTX 4070 Ti Super ※Lossless Scaling使用
    • RTX 4080/Super
    • RTX 4090
    • RX 7800 XT ※AFMF使用
    • RX 7900 GRE ※AFMF使用
    • RX 7900 XT
    • RX 7900 XTX

■ウルトラ画質設定

  • 60fps
    • RTX 4070 Ti Super
    • RTX 4080/Super
    • RX 7800 XT
    • RX 7900 GRE
    • RX 7900 XT
  • 100fps以上
    • RTX 4090
    • RX 7900 XT ※AFMF使用
    • RX 7900 XTX

ポイント
・RTX 4090 か RX 7900XTX のいずれかがおすすめ。
コスパはぶっちぎりで RX 7900XTX の方が良い(RTX 4090 の半額程)

解像度別 推奨構成まとめ

フルHD

  • フルHD解像度であっても、VRAM 8GB以下のグラフィックボードは非推奨
  • 特におすすめのGPU:RX 7600 XT、RX 7700 XT、RTX 4060 Ti(16GB)
  • 比較的最新のミドルレンジCPUで十分な性能を確保可能
  • Lossless Scalingを使えば RTX 3060(12GB)でも快適にプレイ可能
  • CPU性能は非常に重要だが、予算が少なければ Ryzen7 5700X でもなんとかなる。

WQHD

  • おすすめGPU(バランス重視):RX 7700 XT、RX 7800 XT、RTX 4070 Super
  • おすすめGPU(画質、fps重視):RX 7900 GRE/XT、RTX 4070 Ti Super、RTX 4080 Super
  • CPU性能はあまり重要ではないが、Ryzen 7クラス、Core i5上位モデル以上を推奨。Ryzen7 5700X3Dが最もコスパが良い。

4K

  • 最低限必要なGPU:RX 7900 XT、RTX 4070 Ti Super以上
  • 画質重視の場合:RX 7900 XTX、RTX 4090
  • CPU性能はあまり重要ではないが、Ryzen7、Core i7以上が望ましい
  • 注目ポイント:本作はRadeonとの相性が非常に良好で、RX 7900 XTXはRTX 4090と同等の性能を発揮可能

まとめ:スペック選びのポイント

  1. CPU負荷がかなり高い
    • GPU性能を活かすために、推奨より上位のCPUを選択することを推奨
    • フルHD解像度の時にCPU性能が最も重要となるが、価格と性能のバランスに注意
    • 予算が厳しければ Ryzen7 5700X もあり
  2. GPU選びのポイント
    • VRAM容量に注意(特にフルHDでも12GB以上を推奨)
    • FSR3のクオリティ設定を活用することで、より安定したパフォーマンスを確保可能
    • AMD RadeonはNVIDIA GeForceと比較して本作との相性が良好
    • AFMFやLossless Scalingを使用した場合、VRAM使用量が増えるためVRAM容量に注意
  3. メモリ使用量が多い
    • 32GB以上のメモリ容量が必要
    • 配信者の場合48GB以上を推奨
  4. 解像度に応じた構成選び
    • フルHD:比較的手の届きやすい構成で快適なプレイが可能(予算:16万円~20万円)
    • WQHD:パフォーマンスと描画品質のバランスが取りやすい(予算:20万円~30万円)
    • 4K:ハイエンドな構成が必須だが、最高の描画品質を実現可能(予算:40万円~60万円)

現在のPCでのプレイを検討する場合は、特にCPUとGPU性能を重視してスペックを確認することを推奨する。新規購入やアップグレードを考えている場合は、将来的なアップデートによる要求スペックの変動も考慮に入れ、可能な限り余裕を持った構成を選択することが望ましい。

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