AppleはiOS 26で、iPhone 16シリーズにQi2 25Wワイヤレス充電をひそかに追加した。
MagSafeアクセサリ専用だった高速充電が、ついにサードパーティ製のQi2対応充電器でも利用できるようになったのだ。
これはユーザーにとって利便性の大きな進化であり、充電環境に柔軟性をもたらす。
iPhone 16シリーズでのQi2 25W対応状況
今回のアップデートにより、iPhone 16のほぼ全モデルがQi2 25W高速ワイヤレス充電に対応する。ただし例外がある。iPhone 16eだけは非対応とされ、ユーザーにとって分かりにくい線引きが残った。
理由は明かされていないが、コストや内部設計の違いによるものと考えるのが妥当だろう。
いずれにせよ「iPhone 16を選べばすべて最新規格に対応する」とは言い切れない点は注意が必要だ。
Qi2 25Wは従来のQi2(15W)を大きく上回る新規格だ。
- 最大出力:25W(従来比+70%)
- 充電時間:0%から50%まで約30分
つまり、iPhone 16を対応充電器で使えば、従来のMagSafe充電より短時間でバッテリーを回復できる。外出前の「駆け込み充電」にも十分役立つレベルだ。
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MagSafe依存からの転換かもしれない。
これまで高速ワイヤレス充電といえばApple純正のMagSafeが必須だった。
しかしiOS 26により、BelkinやAnkerといったQi2対応充電器でも25W充電が可能となった。ユーザーは価格やデザイン、設置スタイルなど、自分に合った製品を自由に選べる。
Qi2規格はAndroidスマートフォンでも採用が広がっており、今後は「iPhoneとAndroidを同じ充電器で高速充電できる」環境が標準になっていく可能性が高い。
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とはいえ残る懸念点
気になるのは、iPhone 16eだけがQi2 25W非対応として外されている点だ。なぜこのモデルだけ対象外なのかは明かされておらず、ユーザーにとっては納得しにくい部分である。
さらに、今回の変更についてAppleは公式にアナウンスしていない。そのため、動作保証の範囲や今後のサポート方針はあいまいなままで、ユーザーは情報をメディア頼みにせざるを得ない状況だ。
加えて、サードパーティ製充電器は数が多い分、品質や安全性にばらつきがあることも否めない。高速充電を安心して使うためには、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要になる。
筆者コメント – もうAppleには期待してない。
Qi2 25W解放はユーザーにとって歓迎すべき進化だ。
しかしAppleのやり方には相変わらず不信感を抱く。
ひそかに機能を解放しつつも、説明責任を果たさず、非対応機種を残すあたりに“Appleらしさ”が透けて見える。
元Apple信者だった筆者個人的には、ようやく業界標準に歩み寄った一歩と捉えつつも、Appleに過度な期待を寄せるつもりはない。
Qi2充電の普及はApple主導ではなく、業界全体の動きにこそ期待したい。
参考文献・引用元
- MacRumors – iOS 26 Adds Qi2 25W Wireless Charging to iPhone 16 Series
- RedmondPie – iOS 26 Unlocks Qi2 25W Wireless Charging for iPhone 16
- LifeWire – Qi2 25W Wireless Charging Explained
- Lifehacker Japan – Qi2高速充電の実用性
- Applech2 – Belkin UltraChargeシリーズとQi2対応
- The Verge – Qi2 25W Wireless Charging and Android Expansion
- The Verge – Qi2.2 Certification and Accessory Makers
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