【単純明快】ゲーミングキーボード編 第1弾

ゲーミングキーボード

ゲーミングデバイス選び言ってしまえば”沼”。
こだわり抜けば無限にこだわれる。そして選択肢も無限と言えるほどある。
全て試して決められるのがベストだが、決して安くない買い物である。
そこでGearTune編集部は最初のデバイス選びをしているビギナーや今まさに買い替えを予定している初心者〜中級者に失敗しないゲーミングデバイスを伝えたい。
今回は「単純明快に選ぶゲーミングデバイス編」第1弾、キーボード編だ!

最強になりたいなら無接点スイッチの一択

あえてタイトルを反芻しよう。もしゲーム界で最強になりたいのであれば無接点スイッチの一択だ。
無接点スイッチとはその名の通り接点のないキーボードの駆動方式のことだ。
最近だと電圧の変化や磁気の変化、光でキーを作動させているキーボードがあるが、あれらは全て無接点スイッチに当たる。

無接点スイッチだと何が良いのか?
それはアクチュエーションポイント(何mm押し込んで反応するかorスイッチが切れるか)が自由に選択できることにある。

これは従来のメンブレンやメカニカルのキースイッチの駆動方式を表した動画だ。キーストロークを認識させるには、固定されたアクチュエーションポイントを越えるまで押し込む必要があり、逆に次のキーストロークを認識させるには、まず固定されたリセットポイントまで戻すことによりスイッチをリセットする必要があった。例えばメカニカル方式はアクチュエーションポイントが固定(接点の位置が通常2mm前後 銀軸等浅いものは1.2mm)の為、押し込んだ後接点まで戻さないとキーがオフにならないのでストッピング動作に一瞬タイムラグが生じる。

※動画引用:Razer – https://www.razer.com/jp-jp/technology/rapid-trigger-mode

一方でこちらはアクチュエーションポイントを自由に選択できるケース。どれくらい押し込めばキーストロークが認識されるのかを(機種によって異なるが)自由に選択でき、ラピッドトリガーと言われる機能によりキーが上に戻った瞬間にリセットされる

※動画引用:Razer – https://www.razer.com/jp-jp/technology/rapid-trigger-mode

つまり!君がのうのうとキーを戻しているその数mm、一瞬の差をつけて敵は次の動作に移ってるということだ。
しかもキーごとに細かく設定できるので、反応速度が重要な移動キー(WASD等)は浅く設定し、誤入力し易いキーは深く設定することができる。中途半端な位置で押し込みを変えてもキーのオンオフが作動するため、超繊細な動きに対応できる。これはストッピングが重要なゲーム(valorant等)で絶大な効果を発揮する。
そして特に静電容量無接点方式は耐久性がエグい。15年使って壊れない人もザラにいる。
結論、メカニカル方式は比較的安価な製品も多く打鍵感は心地よいが勝ちにこだわるなら無接点を選ぼう、ということになる。あ、メンブレンに関してはとりあえず選択肢から除外しよう。もちろんメンブレンでも良い製品もあるが最近はメカニカルが安く手に入るのであえて買う必要はない。

それでは実際の製品を見ていこう。

至高にして他の追随を許さぬリアルフォース GX1

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知る人も多い至高の国産キーボード。これさえ買っておけばほぼ間違いなく貴方は満足できる。リアルフォースの打ち心地を体験した者は皆こういう。
「ィ…イグゥぅぅううぅああああぁぁああぁッ‼︎」


……
………はい。

どの側面から考えても間違いなく日本が生み出した現状世界最強のキーボードといえよう。
30gと45gのキーの重さを選択して購入することができる。さらに、ソフトで全てのキーごとに自由に作動点を0.1m〜3mの間で0.1m単位の調整が変更できる。当然ラピッドトリガーがついていて作動が解除された点も変更できる。
ちなみにキーの重さはそこまで重視しなくて良いだろう。強いていうのであれば30gは軽いから疲れにくいが誤入力はしやすくなる。触ればわかるが、30gはかなり軽い。一方で45gは標準的なキーの重さだが若干疲れやすいぐらいだ。
そんな最強なキーボードだが残念ながら現在最大のデメリットも持ち合わせている。なんと現在”品切れ”なのだ。とんでもない値段で中古市場を出回っている姿はさながら高級車。しかしそれでも価値を感じる人がいることを考えると、間違いなく現状最強のキーボードなのである。

コンパクトな怪獣 wooting 60he

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このキーボードはVALORANTのプロプレイヤーの中で世界的に見て最も使用率が高い。リアルフォースGX1とほぼ同性能のキーボードである。ただしキーの重さを変更できない点とラピッドトリガーをキーごとの設定ができないことを考えるとリアルフォースのほんのちょっとだけ下位互換だと思えば良い。安心してくれ、押下した際の作動点は全てのキーで変えられるから。
wootingのキーボードは磁気方式なのにも関わらず、若干赤軸に打ち心地が似ている点も特筆するべき点だろう。赤軸のキーボードに慣れており、気に入っているのであればこのキーボードは間違いなくおすすめだ。
ところでこのキーボードもなかなかに高い。その上で関税もかかる。全てを加味すると気狂いのような値段がついているので買うのであればApex Proとかでも良いのではと編集員は思ってしまう。しかも純正の新品はほぼ輸入になるから手に入るのに1週間以上かかることもある。
…それでも、このキーボードが欲しいと申すか?
そんな諸君にはおすすめのサイトがある。上記のリンクを開き、Amazonからポチingするのだ。若干高くはつくが、2日後か3日後にはそなたの手元に届いているであろう。

ルーツを抱く SteelSeries Apex Pro TKL (2023)

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ゲーミングキーボードを語る上でこの名を出さぬのはニワカでヌーブな証拠だ。元祖最強キーボードであり、ゲーミングキーボード戦争の火蓋を落とした張本人である。
このキーボードも上記の紹介した2つのキーボードに匹敵する性能を持っており、メカニカルなうち心地である点はwootingに酷似している。0.2mm~4.0mmのアクチュエーションポイントを持っており、ラピッドトリガーモードも搭載。
完全に編集員の個人的な感想だが、打ち心地が良くて非常にゲームをプレイしやすい。さらに種類がめちゃくちゃ豊富でキーの配列やテンキーの有無など自分に合ったものを選びやすいことが特徴だ。
ただ注意して欲しいことが1点ある。初期モデルはキーがABS樹脂でできているのでテカリやすく、安っぽい音がする。買うのであれば最新モデルだ。ちょっと高いけど。

そう、ゲーミングキーボードは高いのだ!いや、高すぎやしマジで。こんなんポイポイ買えるわけないやろ。
天下のレイザー様もPC買えるくらいの値段でキーボード出しているし。

何を隠そう、GearTune編集部もそれほど金を持っているわけではない。いや、むしろボンビー全開で金額的な制限がある方が燃える(萌える?)タイプの変態が集まってしまっている編集部なのだ。そんな変態編集部からの渾身のオススメを1点紹介しよう!

これ買ったら気持ち良くなれるよ/// DrunkDeer A75 

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ラピッドトリガー機能搭載のコスパ最強キーボード(真打)究極のキーボード。現実的に手に入る。
Wooting?1万出してメカニカル?のんのん。迷わずこれを買いましょう。
細かいスペックを見るGX1、wooting、apex pro にそれぞれ劣るところは確かにある。センサー性能とか。でも必要な機能は備えているのでこれで十分。正直性能は大差ないと言っていいだろう。
マジで買うべきの最強➕コスパ最強の神キーボードだといえる。
ただこれも輸入になるから英語サイトでの購入になる。編集部的には英語サイトで購入した方がクーポンなどを使えるので安いと思った。Amazonでも買えるがちょっと高くなる。待てないSo Low君はAmazonでポチっちゃおう。

無接点スイッチで最強になろう

ここまで読んでくれてありがとう!君も晴れて無接点スイッチ一派に入ることになるだろう。
打鍵感が気になる?
それならまずヨドバシに行って打鍵感を堪能してみると良い。それほど悪くな、むしろ良いぞ。この打鍵感から抜け出せなくなっている人たちもいるみたいだ。
え?メカニカルの呪縛に取り憑かれているだって?
仕方ない。そういう人も稀にいるのだ。そういう人向けに近日中にメカニカルキーボード特集をするから待っててくれよな。

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