「ボトルネック」これからゲーミングPCを買おうと思っている人や、自作初心者が一番最初に躓くポイントだと思う。
この記事では、ゲームや配信性能を重視した本当におすすめな組み合わせを紹介する。
自作歴15年、現PCショップ店員の筆者が、わかりやすく徹底的に解説していく。
【忖度なし】本当におすすめなCPU×GPU構成を紹介する
過去の製品も含め、グラボ別のCPU相性表を作成した。
この構成に当てはまっていれば、ボトルネックはほとんど無いと考えていい。
※Windows 11 非対応のintel 7世代以前のCPUと ゲーム性能が低いZEN+以前のCPUは表から除外した。そのためローエンド帯グラボに推奨するCPUは性能が高めになっている。
ローエンド(1)
【GTX 1650/Super、GTX 980/Ti、GTX 1060、GTX 970、RX 580(8GB)、RX 5500 XT(4GB)、RX 6500 XT、Radeon RX 570 4GB】
が該当する。
フルHD低画質ならゲームによっては遊べないこともないが、今更このクラスのグラボを買うのはおすすめしない。
最低でも【GTX 1660 Super】以上がおすすめだ。
表に書いてある推奨CPUはWindows 11に対応していることが前提で、ある程度ゲーミング性能が高いものを選んでいるが、正直このクラスのグラボならCPUは何でもいいと思う。
ローエンド(2)
【RTX 2060/Super、GTX 1080、GTX 1660 Ti/Super、RTX 3050、GTX 1070/Ti、RX 5600XT、RX 5500XT(8GB)、RX 590】が該当する。
以前は古いCPUに【GTX 1660 Super】等のグラボを乗せることで、お手軽ゲーミングPCを組むことができたが流石にもう限界。
【GTX 1660 Ti/Super】ですら発売から5年程経っているので中古品の故障リスクは高い。
フルHD画質である程度は遊べるゲーム性能は持っているが、今更こいつで自作するのはオススメしない。
ドスパラで【GTX 1080】搭載PCが3万円程度で売っていたりするので、パーツ取り感覚で買ってみても良いかもしれない。
ローミドル(1)
【RTX 3060(8GB)、RTX 2070/Super、GTX 1080 Ti、RX 6600、RX 5700/XT】が該当する。
第一線から離脱しているが、フルHDならまだまだ現役でいける性能を持っている。
中古でコスパの良いゲーミングPCを組む場合選択肢に入ってくるだろう。
1万円台から買える中古の【GTX 1080 Ti】がおすすめ。
CPUは、コスパ重視なら中古の【Ryzen7 3700X】【Ryzen5 3600】
性能重視なら【Ryzen5 5600】がおすすめ。
ローミドル(2)
【RTX 3060 Ti、RTX 4060、RTX 2080/Super、RTX 3060(12GB)、RX 7600、RX 6650XT、RX 6600 XT】が該当する。
フルHDであれば、ほとんどのゲームを快適にプレイすることが可能で、ApexやVarolant等の競技系FPSでもそれなりに高FPSでプレイすることができる。
配信には力不足なので、配信したい場合はこれより上位帯のグラボが必要になる
【RX 7600】がコスパが良く最もおすすめ
価格は3万円台から購入可能で【RTX 4060】より5,000円程安い。
素の性能は【RTX 4060】の方がほんの少し高いが、AFMF機能を使えばほとんどのゲームで【RTX 4060】以上の性能を発揮する。
アセットコルサ等のハマるゲームの場合FSR+AFMFにより4K解像度でも遊ぶことが可能。
※【AFMF】機能は応答速度が若干遅くなるので、競技系FPSをプレイする場合は切ろう。(競技系FPSでのラスタライズ性能は十分)
競技系以外のゲームでは基本的に有効にすることを推奨する。
2024年2月頃までは同等性能の【RX 6650 XT】を安く買うことができたが、最近は品薄の為高騰している。
【RTX 4060】は微妙すぎる性能
DSLL3.0とAV1エンコーダーが搭載されたことしかメリットがない。
縮小されたVRAM容量とメモリバス幅が足を引っ張っている。
生成AIやVRゲームでは【RTX 3060(12GB)】の方が良いし、基本性能では【RTX 3060 Ti】に負けている。
正直【RTX 4050 Ti】という名前でも違和感はない。もしVRAMが12GBでメモリバス幅がもう少し広ければ違った結果になっていたと思うが。
まあ、GeForceが有利なゲームをプレイする場合は悪くない選択肢だが、ハッキリ言ってザンネンな性能だ。
基本的には【RX 7600】がおすすめだが、GeForce有利なゲームを多くプレイする場合は【RTX 4060】を選ぼう。
合わせるCPUは【Ryzen5 5600】が最もおすすめ
最近Ryzenの価格が軒並み上がってしまったが、それでもコスパは健在だ。
【Ryzen5 5600】より更に一段上のゲーム性能を求めるなら、価格は上がるが【Ryzen5 7600/X(7500F)】がおすすめ。
配信も視野に入れる場合は8コアの【Ryzen7 5700X】がおすすめだ。
intel CPUなら【i5 14500(13500)】以上がおすすめ
シングル性能が高い上にEコアの数が多くマルチ性能も高い。
i5が本領を発揮するのはこのモデルからだ。
価格も性能も高めなので、このクラスのグラボには少しもったいない。
【i5 12400/F】は【Ryzen5 5600】と性能はほぼ同じだが、現在はコスパが悪い(CPU自体も高いが、マザーも高くなりがち)
【i5 12400/F】で組める予算があるなら【Ryzen7 5700X】で組んだ方が幸せになれる。
【i5 14400(13400)/F】は現在最も買う価値のないCPU。
トータルコストは【Ryzen7 5700X】より1万円程度高くなってしまうのに、ゲーム性能はほぼ同等
レビューサイトによって賛否両論あるがFPSは【Ryzen7 5700X】の方が安定しやすく、【1%low fps】が高くなりやすい傾向がある。
※【1% Low fps(99% fps)】とは「1パーセンタイル」のフレームレートのこと
噛み砕いて説明すると、観測されたフレームレートを高いものから順に並べた時、低い方から1%に位置づけられるフレームレートのことで ゲームの快適度においては平均fps値よりもこの値のほうが重要。
シングル性能で勝っていても、Pコア数の多い【Ryzen7 5700X】の方がゲームでは安定しやすく、配信等で使う場合でもやはりPコア数が多い方が有利だ。
【Ryzen7 5700X】を買おうZEN3が値下がった現在もコスパ最高等の謳い文句で売り出しているBTOショップが多いので騙されないように気をつけよう。
ミドルレンジ
【RTX 4060Ti(8GB/16GB)、RTX 3070/Ti、RTX 2080Ti、RX7700 XT、RX 6800 XT、RX 6750 XT、RX 7600 XT】が該当する。
WQHDでもソコソコ快適にプレイすることが可能で、フルHDなら配信もできる性能だ。
足りないと言われがちだが、ほとんどの人には十分満足できる性能である。
このクラスなら【RX 7700 XT】が一番おすすめ
【RTX 4060 Ti】以上の性能を持っている上に、AV1エンコーダーが2基搭載されているため快適に配信することが可能。
ゲームにおいてもAFMF機能により上位GPU並のFPSを出すことが可能で、VRAMも12GBある為VRゲームも快適だ。
生成AIには弱い(できなくはないが、同クラスのGeForceよりは結構遅い)ので注意しよう。
【RTX 4060 Ti】は中途半端な性能。
【RTX 3070】以下の中途半端な性能な上、メモリバス幅が128-bit(【RTX 3060】以下)しかないので高解像度に弱く、16GB版についてはメモリ容量が活かしにくい。
16GB版は生成AIやVRゲームに限定すればソコソコ使える性能
VR Chatや【Stable Diffusion】等のAI画像生成の場合結構使えるが、【RTX 3060(12GB)】と【RTX 4070】の間に立つ微妙な立ち位置である。
もう少し頑張って 【RTX4070】を買った方が幸せになれる。
8GB版も微妙な性能だけど、選択肢が他にない
散々ディスってしまったが、フルHDならかなり高FPSを狙うことができるので、その場合は悪くない選択肢ではある。
生成AIがソコソコ強いのもメリットだ。
合わせるCPUはコスパ重視なら【Ryzen7 5700X】
ゲーム性能重視なら【Ryzen5 7600/X(7500F)】
バランスよく性能が欲しい場合は【i5 14500(13500)】になる。この3つから選ぼう
アッパーミドル
【RTX 4070、RTX 3080/Ti、RX 7800 XT、RX 6950 XT、RX 6900 XT】が該当する。
WQHDならどんなゲームでも快適にプレイすることが可能で、8割くらいのゲーマーにはこれで十分な性能。
4K解像度でも、ゲームによってはある程度遊べる。
【RTX 4070】か【RX 7800XT】がおすすめ
生成AIやレイトレーシング性能を重視する場合は【RTX 4070】、ゲーム性能や配信性能を重視するなら【RX 7800 XT】がおすすめ。
どの解像度でも【RX 7800 XT】の方がゲーム性能が高く価格も安いので編集部としては【RX 7800 XT】をおすすめしたい。
※【RX 7800 XT】はハードウェアエンコーダーの搭載数が多い為エンコードや配信が快適だからだ。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2309/06/news178_4.html
組み合わせるCPUについてだが、このクラスからはある程度コスパを意識した構成で組むことが可能になる。
コスパを重視する場合【Ryzen5 7600/X(7500F)】がおすすめ。
ゲーム性能に限って言えば、価格的に上位モデルにあたる【i5 14500(13500)】よりも高いので配信をしないゲーマーには最もお勧めなモデルである。
配信したい場合や、FPSにこだわる場合【Ryzen7 7800X3D】がおすすめ。
このCPUが最も安定してFPSを出すことが可能だ。
廉価モデルのA620チップセットで運用可能で、発熱も少ない為コスパよく組むことができる。
※最近価格が上がってしまったが、アリエク等の中華サイトから買えば45,000円程で入手可能。
クリエイティブ性能や、マルチ性能をバランスよく欲しい場合は【i5 14500(13500)】がおすすめ。
ゲーム性能、マルチ性能共にバランスよく高い為、配信でもある程度は使える。
CPUクーラーは、リテールだとちょっと厳しいので、余裕をもたせるなら【DeepCool AK400】クラスがおすすめだ。
似た名前の【i5 14400(13400)/F】は性能が低いので注意してほしい。
ゲーム性能+クリエイティブ性能が欲しい場合は【i5 14600(13600)K(F)】もおすすめ。
エンコードとゲーム以外の性能は【Ryzen7 7800X3D】より高く配信にもおすすめできるCPUだが、発熱量が大きいため【DeepCool AK400】クラスのCPUクーラーでは冷やしきれない。【DeepCool AK620】クラスの大型空冷クーラーや簡易水冷クーラーが必要になる。
ゲームが主目的の場合は【末尾X3D】モデルのRyzen CPUを選ぼう。
ハイエンド
【RTX 4070 Super ~ RTX 4070 Ti Super、RX 7900 GRE ~ RX 7900 XT】が該当する。
一般ゲーマーはこれで十分以上の性能である。特別な理由がない限りこれ以上の性能は必要ない。
4K解像度で快適にゲームをしたい場合、GeForceなら【RTX 4070 Ti Super】Radeonなら【RX 7900 XT】以上を推奨する。
配信したいなら、【RTX 4070 Super】より上位のGPUがおすすめ。
【RTX 4070 Super】 は一人でゲームを楽しむ為にはコスパが良いが、快適に配信したい場合は1つ上のグレードがおすすめだ。
実は【RTX 4070 Super と RTX 4070 Ti 】はゲーム性能はそれほど大きく変わらないが、エンコード性能がかなり異なる。
理由はRTX 4070 Super はAV1エンコーダーの搭載数が1基だがRTX 4070 Ti より上位のGPUは2基搭載しているからだ。
配信するなら、AV1エンコーダーの搭載数が多い方を選ぼう。
RTX 4070 Super より安いのに性能が高い RX 7900 GRE というGPUもある。こちらもAV1エンコーダーの搭載数が2基なので、配信におすすめである。
RadeonのGPUは RX 7700 XT 以降AV1エンコーダーが2基搭載されているが、RTX 4070/Super には1基しか搭載されていない。
Nvidiaが性能をケチった RTX 4060 Ti以下のGPUに2基搭載していないのは理解できるが、RTX 4070 Superですら2基搭載していないのはゲーマーの足元を見ているとしか思えない。Radeonを応援しよう。
このクラスでもGPU性能は非常に高い為、性能を発揮するにはハイエンドCPUが必要になってくる。
目安としては、intelなら【13、14世代i7】、AMDなら【ZEN4 Ryzen7】又は【ZEN4,ZEN3 末尾X3D】以上のCPUが必要になる。
特にフルHD等の低い解像度でFPSを出そうとすると、CPU性能が非常に重要になってくる。競技系FPSをプレイしていて、少しでもFPSを上げたい場合はできるだけゲーム性能の高いCPUを合わせる構成がおすすめだ。
合わせるCPUは【Ryzen7 7800X3D】が最もおすすめ。
現在ゲーム性能最強のCPUだ。
配信する場合コア数の多い【i7】が必要じゃないのか?という人がいるが、Pコアの数は同じく8コア、ゲームに使われるのは多くても6コア程度なので、十分配信ソフトにコアを割くことができる。キャッシュが効くゲームの場合は基本的には【i7】よりもFPSを出すことが可能だ。配信品質はどちらかというとGPU搭載のハードウェアエンコーダーの数が重要になってくるので【Ryzen7 7800X3D】の大容量L3キャッシュの恩恵のほうが大きい。
【Core i7 14700/F】は、クリエイティブ性能とゲーム性能の両方が欲しい場合はおすすめだ。
シングル、マルチ共に性能は高いが消費電力や発熱量が半端じゃないため、フルに発揮するためには最低でも簡易水冷クーラーが必要になってくる。
初心者が組むには難易度が高いので、BTO等の既製品PCを購入するのが無難である。
ウルトラハイエンド
【RTX 4080 ~ RTX 4090、RX 7900 XTX】が該当する。
4Kゲーミングや、超高負荷での配信に使われる。
このクラスのGPUには【13、14世代i9】や【ZEN4 末尾X3D】のハイエンドゲーミングCPUが必須だ。
CPUの性能が高い分発熱量も半端じゃない為、電力回路が優秀なハイエンドマザーボードは必須でCPUクーラーにもコストがかかる。
特にintel は i7ですら空冷で冷やし切ることはできないので、性能を発揮するためには最低でも簡易水冷クーラーを搭載することになる。
GPUとCPUを冷やし切るために排熱性能が非常に重要になってくるので、ケースのエアフローやファンの位置も工夫する必要がある。
このクラスのPCを買う人でコスパを気にする人はいないと思うので、信頼性の高いパーツで構成することが重要だ。
自作初心者ではこのクラスのPCを組むのは難しいので、BTOを買うかお店で組んでもらおう。
※例外として【Ryzen7 7800X3D】は消費電力量や発熱が少ないので、A620等の安価なチップセット+大型空冷クーラーで組むことができる。(ケースフローがしっかりしている前提だが、【DeepCool AK400】クラスのクーラーでも冷やすことが可能。余裕をもたせるならAK500がおすすめだ。)
あわせるCPUは【Ryzen7 7800X3D】か【Ryzen9 7950X3D】がおすすめ
ゲーミング性能を求める場合、【ZEN4 X3D】一択。
K付きモデルに不具合のある intelは論外
自作するならAMD、BTOで買うならintelがおすすめ
ある程度自作PCに理解のある人ならわかりきったことだが、自作するならAMDがおすすめだ。
Sandy/ivy Bridgeの時代ならともかく、今の時代わざわざintelでゲーミングPCを自作するのはコスパが良くない。
理由は、発熱量や消費電力量が多くマザーボードやCPUクーラー、ケースのエアフロー等考慮しなければならないことが多いからだ。
AMDはZEN4で消費電力や発熱量が多くなったとはいえ、それでも大型空冷クーラーで十分対処しきれるので簡単に自作ができる。
ZEN4はDDR5メモリが必須なためトータルコストが高くなりがちだが、それでも低グレードのi5等と比べるとゲーム性能が高いため、コスパに劣っているわけではない。
ZEN3ならintelよりも圧倒的な高コスパで組むことができるので初心者に特におすすめだ。
※【Ryzen9 7950X】は爆熱の為例外
クラッシュ報告の多い 13/14世代のK付き上位CPUは買わないほうがいい
具体的には以下型番のCPUである。
Core i7 13700/14700K
Core i9 13900/14900K
これらのCPUはフォートナイト等のゲームでクラッシュ報告が多い+発熱量が多いため非推奨である。(i7,i9はK無しモデルでも爆熱だがw)
対策としては以下の「K無し」モデルを買おう。
Core i7 13700/14700/F
Core i9 13900/14900/F
参考までにこの件を取り扱っている記事を紹介する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45a73c8ba4aaa5ff1e40a902c40ea7c4d0a503aa
https://www.epicgames.com/help/ja/c-Category_Fortnite/c-Fortnite_TechnicalSupport/i9-13900k-kf-ksi9-14900k-kf-ks-a000086852?sessionInvalidated=true
余談だが、AMDで以前あった焼損問題は特定のマザーボードメーカーで多く起こっていたが、今回の件は特定のマザーボードメーカーという情報はないため、該当CPUを使っている人全てに当てはまると考えられる。
かなり大きな問題になっているので、もし該当CPUを使っているのであれば対策をしたほうが良いだろう。
最低でもintelは12世代以降、AMDはZEN3(5000番台)以降のCPUがおすすめ
最低でもintelは12世代以降、AMDはZEN3(5000番台)以降のCPUがおすすめだ。
具体的には intel Core i5 12400/F、AMD Ryzen5 5600/X 以上のCPU性能が必要になる。
これ以上の性能のCPUを搭載していれば、ゲームで困ることはまずない。ゲーミングPCを買う場合はこの基準を目安に考えよう。
目的別グラボ性能は以下の通りだ。
ゲーミング性能を求めるなら【ZEN4 X3D】が最強
CPU Benchmarks and Hierarchy 2024: CPU RankingsWe've run thousands of CPU benchmarks on all new and older Intel and AMD CPUs and ranked them.
上記の表を見て分かる通り最強のゲーミングCPUは【Ryzen7 7800X3D】である。
【i9 14900K】以上のゲーミング性能を持つモンスターCPUだ。
【Ryzen9 7950X3D】は【Ryzen7 7800X3D+Ryzen7 7700X】の構造になっている為実質的なゲーム性能は【Ryzen7 7800X3D】と変わらない。
ゲーム処理において3D V–Cache非搭載のCCDが割り当てられていると性能が発揮できないので設定はしっかり確認しよう。
【Ryzen9 7900X3D】は3D V–Cacheが6コアにしか効かないので、【Ryzen5 7600X3D + Ryzen5 7600X】構造になっている。
8コアに3D V–Cacheが効く【Ryzen7 7800X3D】【Ryzen9 7950X3D】よりもゲーム性能が少し劣るので注意しよう。
クラッシュ問題のあるK付き【i7,i9】を除外した場合更に【ZEN4 X3D】の優位性が高まるのではないだろうか。
不安定で爆熱なCPUではなく、電力制限をかけても最強のゲーミング性能を発揮する【ZEN4 X3D】を選ぼう。
【ZEN4 X3D】シリーズの選び方は以下を参考にしてほしい。
【Ryzen7 7800X3D】:一般ゲーマー~FPSにこだわるガチ勢まで万人におすすめ
【Ryzen9 7900X3D】:変態上級者向け。クリエイティブ性能とゲーム性能を両立させたい場合におすすめ
※疑似7600X3Dが刺さるゲームもあったりするが、基本的には【Ryzen7 7800X3D】で事足りる。
【Ryzen9 7950X3D】:配信を生業とする人、ガチ勢向け
まとめ
一方のメーカーの信者になるのは損でしかない。
買いたい時に予算内で最も性能が良いパーツを選ぶ事が重要である。
この記事がそのための一助になれば幸いだ。
随時更新していくのでPC選びの際は立ち寄ってほしい。
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